2025年7月6日(日)より、神奈川県立保土ケ谷公園内にある
かながわアートホールにて、写真とことば展を開催させていただきます。
本展は、「ともに生きる社会 かながわ憲章」に基づく事業として、
昨年に続き、かながわアートホール主催で開催させていただくことになりました。
再びこの場所で展示の機会をいただけたことに、心から感謝しています。
その一方で、今回はどのような展示にするべきか、最後まで悩みました。
病気や障害のある子の“きょうだい”を主役にしたいと決めたものの、
その想いをどう届けたらよいのか、
答えがなかなか見つからず。
何がふさわしいのか、どんな形が伝わるのか。
迷いながらも一つひとつ向き合い、選び取り、ようやく形になりそうです。
写真と文章で届ける、親からきょうだい児への想い。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
会期:2025年7月6日(日)〜11月30日(日)
時間:9:00〜21:00(最終日は17:00まで)
会場:かながわアートホール 2F展示ギャラリー(保土ケ谷公園内)
入場無料/申込不要
お問合せ:045-341-7657(9:00〜17:00)
︎月に一回の施設点検日はご覧いただけません。
恐れ入りますが、かながわアートホールのホームページでご確認の上、お越しください。
イベント詳細はこちら
https://www.kanagawa-arthall.jp/event/5207
——「めんとむかって」——
病気や障害のある子のきょうだいを 「きょうだい児」といいます。
私には、障害のある長男と、妹の長女がいます。
長男の介助に時間がかかるぶん、 長女を待たせてしまうことも。
できる限り寂しい思いをさせないようにしてきた つもりでも、
きょうだい児としての本当の気持ちは、 やっぱりわかりません。
だから私は、願います。
この子の人生が、この子のものでありますように。
あなたがあなたらしく生きていけますように。
これは、そんな長女への ラブレターのような展示です。
どんなにバタバタしていても あなたが見えています。あなたを思っています。
生まれてきてくれて、ありがとう。
あなたがあなたでいてくれて、ありがとう。
あなたのことが、だいすきです。
——そんなふうに思う親たちの声を集めました。
めんとむかって伝えられなかった想いを、 写真と言葉で。
中祖 直子
