「写真を撮ることを諦めず、楽しんでもらいたい!」
障害のある子の親にとって、
「写真を撮る」ことがどれほど大変か──
わたし自身、長男の子育てを通して身をもって感じてきました。
音や場所への過敏さがある長男は、
スタジオ撮影は難しく、小さな頃から諦めてきました。
お宮参りも誕生日も、すべて私がカメラマン。
セルフタイマーで何度も撮り直しながらの家族写真は、
毎回とても大変でした。
そんな中、信頼していた友人のフォトグラファーに
長男の特性を伝えてお願いした5歳の七五三。
撮影は正直、こちらが緊張してしまったのですが、
届いた写真を見たとき、家族全員の自然な笑顔がそこにありました。
その体験が、わたしの原点です。
障害があっても、ありのままで、のびのびと、写真を楽しめる。
そんな場が必要だと強く思うようになりました。
「うちは難しいから」と写真を諦めてしまっているご家庭にも、
今しかない、この大切な瞬間を
写真に残してほしいと願っています。
大切にしていること
- 事前のヒアリングでお子さまの特性を伺っています
お子さまにはそれぞれ異なる特性があり、私もまだ知らないことがたくさんあります。
すべてを理解するのは難しいですが、できるだけ多くのことをお伺いして、
撮影当日に備えています。 - 医療的ケアやクールダウンの時間も気にせずに!
医療的ケアや、癇癪・パニックの時間も気にせずにお過ごしください。 - 予想外のことがあっても動じず、ゆっくりと進行します
焦らず、子どもたちのペースに合わせて進めていきますので、ご安心ください。
いくら事前にあれこれ確認しても、当日予想外の出来事が起こったり、
うまくいかないこともあるかもしれません。
そんな出来事も全部ひっくるめて楽しめるような一日にしたいと思っています。 - 無理に笑わせたり、ポーズを強要することはありません
泣いていても、動き回っていても、そのままの姿を大切に撮影します。 - ご家族みなさまが安心できる環境づくりを重視しています
撮影中もご家族の気持ちに寄り添い、居心地の良い空間を心がけています。